東京の建築:ル・コルビュジエ 絵画から建築へ―ピュリスムの時代
©国立西洋美術館
innovation2月19日、東京・上野にある国立西洋美術館での展覧会『ル・コルビュジエ 絵画から建築へ―ピュリスムの時代』の開会初日は、「スイス・グランドツアー in Japan」の最初の停留所となりました。デジタル・マップとイベントにより構成されるこのグランドツアーは、日本各地のスイスとの強いつながりを持つ場所に光を当てます。本マップへはウェブサイト「スイス・グランドツアー in Japan」よりアクセスすることが可能です。このグランドツアーは、2020年東京オリンピック・パラリンピックへ向けたスイス大使館のコミュニケーション・キャンペーン「スイスへのとびら」のひとつです。
1920年代、ル・コルビュジエのパリでの最初の10年間の活動に焦点を当てた『ル・コルビュジエ 絵画から建築へ―ピュリスムの時代』展は、国立西洋美術館の開館60周年を記念し開催されています。ジャン=フランソワ・パロ駐日スイス大使は開会式典で、偉大なスイス人建築家が手掛け、またユネスコ世界文化遺産に登録されたこの美術館の両国関係にとっての重要性を述べました。
数週間後の3月17日には、現代のスイス人建築家、クリスト&ガンテンバインが、国立西洋美術館の講堂で『ル・コルビュジエ 絵画から建築へ―ピュリスムの時代』展の関連イベントとしてル・コルビュジエの遺産について講演を行いました。また、クリスト&ガンテンバインにとって、日本での初の展覧会となる『The Last Act of Design -スイス建築の表現手法』展が東京・代官山のヒルサイドフォーラムで開催されました。この展覧会は、「スイスへのとびら」の枠組みの中、在日スイス大使館と日瑞建築文化協会(JSAA)により主催されたものです。本展は、さらに京都工芸繊維大学に巡回し、東京の建築会館ホール及び京都工芸繊維大学では関連講演も行われました。