「ECAL x Tokyo Photographic Research」写真展

innovation
Sep 6, 2019 - Sep 7, 2019 (PLACE) by method More Information

ECALの略称で知られるスイスのローザンヌ美術大学(University of Art and Design Lausanne)は、研究・創造の優れたプラットフォームとして、世界で大きな注目を集める美術大学の一つです。その学部と修士課程からなる写真学科は、デジタルやウェブそしてネットワークの操作、書籍の新たな形態、多種多様なメディアでのイメージ作り、さらにインタラクティブな展示デザインから動画まで、現代写真の応用研究の境界を継続的に押し広げています。

またその写真学科長ミロ・ケレール (Milo Keller) が率いる研究プロジェクト「Augmented Photography」は、特にそ の出版を通して近年注目を集めています。

2019年の夏、ECAL 写真学科が「ECAL x Tokyo Photographic Research」プロジェクトと共に再び日本に戻って来ました。13名の写真修士課程の学生が、約10日間の東京での滞在期間中にそれぞれのテーマ(プライバシー、食べ物、ロボット、建築、孤独、オタク文化、東京2020など)の下、リサーチ・制作を行う本プロジェクトは「TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH」との協働で実現したものです。

その成果及び「TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH」を紹介する2日間のポップ・アップ写真展(9月6日-7日)を渋谷の(PLACE) by methodで開催いたしました。

さらに、初日の9月6日には、ECALの写真学科を率いるミロ・ケレール (Milo Keller) と「TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH」代表・写真家の小山泰介を登壇者に招き、トークイベント「スイスカルチャートーク VOL. 6」を 同会場で開催。本プロジェクトの概要や彼らの活動、さらに視覚と美術そして都市との入り組んだ関係性に迫りました。会場は熱心な80名ほどの参加者で埋め尽くされ、展覧会も両日で150名を超える来場者を迎えました。