長柄町にあるグランヴォー スパ ヴィレッジのオープン記念式典
2020年7月1日、スイスのかつてのグランヴォー村との友好関係から生まれたグランヴォー スパ ヴィレッジのオープンにあたり、記念式典が行われました。
1971年に昭和天皇皇后両陛下が欧州をご訪問をされた際、ジュネーブ湖畔にあるワイン畑も見学されました。その際に、両陛下をお迎えしたのが、当時のグランヴォーの村長サムエル・ポルタ氏です。その行幸を機に、グランヴォーと長柄町ふる里村は強い絆を保ってきました。そして、1979年にはグランヴォーと長柄町ふる里村が姉妹協定を締結。また、スイス連邦共和国は、大使館新館建築にあたり、当時使用されていたスイス大使館の建物(現在の和食処翠州亭)を寄贈することにより、姉妹提携の実現を促したのです。
2011年にグランヴォーはブール・アン・ラヴォーに統合されましたが、2018年には、サムエル・ポルタ氏の孫であるイヴ・ポルタ氏が本田悦朗・前駐スイス日本国大使を彼のブドウ畑に招待するなど、友好関係は続いています。
2020年7月1日、パロ 大使は、長柄町の清田町長、リソルの森総支配人の佐野氏、千葉大学の三谷教授とともに、グランヴォースパヴィレッジのオープニング記念式典に出席しました。玉川アルプホルン クラブによる演奏、スイスのシャレーを彷彿とさせる木造の小屋、レマン湖という名のスイミングプール、現在は和食処翠州亭として残っており、国の有形文化財として登録されている旧スイス大使館の建物のお披露目などが行われ、スイスを体感できるイベントとなりました。
グランヴォースパヴィレッジのオープニング記念式典は、スイス・グランドツアーin Japanの16番目のステーションです。スイス・グランドツアーin Japanは、スイスと深いつながりを持つ日本国内の各地を紹介する双方型マップで、リアルなイベントやスイスフェアが開催されることもあります。
今後も、日本とスイスの友好の杯が重ねられていくことでしょう。