日本初公開:放射性廃棄物処分場問題を追うスイスのドキュメンタリー映画『地球で最も安全な場所を探して』

エドガー・ハーゲン監督作『地球で最も安全な場所を探して』

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クリーンエネルギーの生産とその副産物の処理にまつわる多様な側面を掘り下げたスイスのドキュメンタリー作品。今春2月より全国で順次公開決定!

2030年までに貧困を撲滅し、持続可能な未来を追及する「2030アジェンダ」。スイスはこの国際社会共通の目標でもある持続可能な発展に、環境、経済、社会の側面を等しく考慮しながら真摯に取り組んでいます。今日を生きる私たちの未来の鍵となるのは、環境に優しく経済・社会的にバランスのとれた持続可能な発展なのかもしれません。

2013年にスイス人のエドガー・ハーゲン監督が制作したドキュメンタリー映画『地球で最も安全な場所を探して』は、放射性廃棄物の処分場の問題をテーマに、クリーンエネルギーを作りながら、最も危険な副産物を生みだし続ける人類のジレンマを描いています。

スイスではこの映画が制作された4年後の2017年に、脱原発と省エネを推進する新エネルギー法が国民投票で可決され、段階的にスイス国内にあるすべての原子力発電所が2050年までに廃止されることが決まりました。

本作品の日本公開は、私たちの「2030アジェンダ」とその達成を考える良い機会となるかもしれません。監督とのオンライントークも予定されています(詳細は映画のWEBサイトをご確認ください)。

ストーリー:過去60年間にわたり、世界で35万トン以上が蓄積され続けている高レベル放射性廃棄物。核物理学者で処分場の専門家であるチャールズ・マッコンビーと彼の協力者たちの、地球上で最も安全な場所を見つけるための苦闘と、その複雑なプロセスを追ったドキュメンタリー作品。『地球で最も安全な場所を探して』予告編

スイスの持続可能性への取り組みについては「2030アジェンダ」をご覧ください(英語)。